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田畑書店公式SHOP
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ラウンド・ミッドナイト 風の言葉
¥2,860
丸山健二著 価格 2,600円+税 仮フランス装/丸背 B6変型判 縦164mm 横114mm 厚さ20mm 重さ 206g ISBN978-4-8038-0377-8 Cコード 0095 丸山 健二 (マルヤマ ケンジ) 1943年、長野県飯山市に生れる。国立仙台電波高等学校(現在の国立仙台電波工業高等専門学校の前身)卒業後、東京の商社に勤務。66年『夏の流れ』で第23回文學界新人賞を受賞。同年、同作で芥川賞を受賞し作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。また、趣味で始めた作庭を自らの手による写真と文で構成した独自の表現世界も展開している。近年の作品に長編小説『我ら亡きあとに津波よ来たれ』(上・下)。『夢の夜から口笛の朝まで』『おはぐろとんぼ夜話』(全3巻)、エッセイ『人生なんてくそくらえ』、『生きることは闘うことだ』などがある。
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小説[限定サイン本]
¥2,200
※サイン入りとなります 増田 みず子(著) 四六判 縦196mm 横133mm 厚さ120mm 重さ 324g 288ページ 仮フランス装 丸背 定価 2,000円+税 ISBN978-4-8038-0376-1 【紹介】 真っ直ぐな言葉の連なりが織り成す微妙な色合い。 読むほどに人と人との間の心の綾が身に沁みて、 少しだけ人生が愛おしくなる ―― そう、小説ってこういうものだった。 長い沈黙のトンネルの果てに、作家がたどり着いた新境地! 【著者プロフィール】 増田 みず子 (マスダ ミズコ) 1948年、東京に生まれる。東京農工大学農学部卒業。77年、「死後の関係」が新潮新人賞の候補となり、その後「個室の鍵」「桜寮」「ふたつの春」が連続して芥川賞候補(その後も合わせて計6回)となるなどして、小説家としてデビュー。85年、『自由時間』(新潮社)で野間文芸新人賞、86年、『シングル・セル』(福武書店)で泉鏡花賞、92年、『夢虫』(講談社)で芸術選奨文部大臣新人賞、2001年、『月見夜』(講談社)で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞する。著書として他に、『自殺志願』『降水確率』(以上、福武書店)、『鬼の木』『火夜』(以上、新潮社)、『夜のロボット』『水鏡』(以上、講談社)、『禁止空間』『風草』(以上、河出書房新社)ほか多数。
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小説
¥2,200
増田 みず子(著) 四六判 縦196mm 横133mm 厚さ120mm 重さ 324g 288ページ 仮フランス装 丸背 定価 2,000円+税 ISBN978-4-8038-0376-1 【紹介】 真っ直ぐな言葉の連なりが織り成す微妙な色合い。 読むほどに人と人との間の心の綾が身に沁みて、 少しだけ人生が愛おしくなる ―― そう、小説ってこういうものだった。 長い沈黙のトンネルの果てに、作家がたどり着いた新境地! 【著者プロフィール】 増田 みず子 (マスダ ミズコ) 1948年、東京に生まれる。東京農工大学農学部卒業。77年、「死後の関係」が新潮新人賞の候補となり、その後「個室の鍵」「桜寮」「ふたつの春」が連続して芥川賞候補(その後も合わせて計6回)となるなどして、小説家としてデビュー。85年、『自由時間』(新潮社)で野間文芸新人賞、86年、『シングル・セル』(福武書店)で泉鏡花賞、92年、『夢虫』(講談社)で芸術選奨文部大臣新人賞、2001年、『月見夜』(講談社)で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞する。著書として他に、『自殺志願』『降水確率』(以上、福武書店)、『鬼の木』『火夜』(以上、新潮社)、『夜のロボット』『水鏡』(以上、講談社)、『禁止空間』『風草』(以上、河出書房新社)ほか多数。
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新編 夏の流れ/河[限定サイン本]
¥1,870
本商品は[限定サイン本]です およそ半世紀前、弱冠23歳で書いた処女作で文學界新人賞と芥川賞をダブル受賞し、文壇に衝撃を与えた著者が、その後、安曇野に住まい、中央の文芸ジャーナリズムとは一線を画した姿勢を貫きつつ、ひたすら作家としての研鑽を積み上げてきた。 そして今……デビュー作「夏の流れ」と、推敲を重ねながら初めて小説の面白さに目覚めたという第二の処女作「河」の2編に徹底的に手を入れ、改めて世に問う! 文庫判 上製 ページ数 344p 縦155mm 横110mm 厚さ18mm 重さ 380g ISBN 978-4-8038-0373-0 Cコード C0193
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新編 夏の流れ/河
¥1,870
およそ半世紀前、弱冠23歳で書いた処女作で文學界新人賞と芥川賞をダブル受賞し、文壇に衝撃を与えた著者が、その後、安曇野に住まい、中央の文芸ジャーナリズムとは一線を画した姿勢を貫きつつ、ひたすら作家としての研鑽を積み上げてきた。 そして今……デビュー作「夏の流れ」と、推敲を重ねながら初めて小説の面白さに目覚めたという第二の処女作「河」の2編に徹底的に手を入れ、改めて世に問う! 文庫判 上製 ページ数 344p 縦155mm 横110mm 厚さ18mm 重さ 380g ISBN 978-4-8038-0373-0 Cコード C0193
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子どもと孤独
¥1,430
エリス ボールディング 著 小泉 文子 訳 価格 1,300円 + 税 ISBN:978-4-8038-0374-7 Cコード C0195 文庫判 上製 176ページ 縦 156mm 横 113mm 厚さ 15mm 重さ 176g 孤独が子どもの創造性を育む……米国の女性社会学者の名著を、同じく敬虔なクエーカー教徒で日本の幼児教育の第一人者でもある小泉文子氏が完訳。また小泉氏が園長を務めた幼稚園の“育児だより”から厳選した名文も併録する。 エリス ボールディング (著) 1920年、ノルウェーに生まれる。3歳のとき家族ぐるみでアメリカに移住。若い頃より平和運動に積極的にかかわり、クエーカー教徒となる。同じくクエーカー教徒である経済学者・詩人のケネス・ボールディングと結婚後、5人の子どもを育てながら平和研究に取り組む。1969年、ミシガン大学で社会学の博士号を取得。以後、ミシガン大学、コロラド大学で教鞭をとる。ダートマス大学名誉教授。国際平和研究会事務局長、国際連合大学理事などを務める。2010年、没。 小泉 文子 (著/訳) 1922年、東京に生まれる。42年、東京女子高等師範学校理科卒業。クエーカー教徒。82年、少友学園長となる。94年より学校法人普連土学園長を務め、その後顧問となる。著書に『私の巡礼紀行』『少女だより』(以上、聖文舎)、『もうひとつの横浜事件』『幼児はあらゆる種子の萌芽を孕む』(以上、田畑書店)などがある。
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愚かな風——忖度時代の政権とメディア
¥2,530
愚かな風――忖度時代の政権とメディア 山田 健太(著) 四六判 縦190mm 横130mm 厚さ22mm 重さ 474g 408ページ 並製 定価 2,300円+税 ISBN978-4-8038-0378-5 【試し読み】 https://hanmoto.tameshiyo.me/9784803803785 この十五年に何が起きたか―― 過去を知ることが次の時代を拓く! 論評と年表で解き明かす日本の実像。 政権の権力乱用とメディアへの介入により、報道の自由の危機は一層深まった。政府批判を偏向視し、対立煽り、社会を分断する。対話や討議は避けられ、不都合は隠蔽される…。前著『見張塔からずっと』から続く、 「琉球新報:メデイア時評」「東京新聞:見張塔から」の約4年分のクロニクルまとめた。 付録として、戦後から今日までの「言論表現の自由を巡る動き(39ページ)」を収める。 【まえがきより】 一言で言えば「表現の自由の縮減」とも呼べる、この間の変化をもたらしたのはもちろん、政権の打ち出した施策の結果であるが、同時にそれらを一貫して高支持率で支えた国民の意思でもあった。ただし政権と国民の間で、メディア、とりわけ新聞やテレビが果たした役割は小さくない。こうした政権とメディアの関係性を、「見張塔からずっと」(ボブ・ディラン)というタイトルに込め出版したのが前著の経緯だ。(中略)その後の状況は残念ながら改善の兆しがどころか、むしろ大きく悪化したいえるだろう。それは、本書に収めた約百篇からも如実に理解していただけるはずだ。そうしたことから、本書のタイトルは同じくディランの唄から「愚かな風」(Idiot Wind)とした。まさに現在のネットを中心にデマや誹謗中傷が飛び交い、為政者自身が「もう一つの真実」をごり押しする時代を予感したかの一曲だ。(「はじめに」より) 【著者プロフィール】 山田 健太(やまだ けんた) 1959年、京都生まれ。専修大学ジャーナリズム学科教授。専門は言論法、ジャーナリズム研究。日本ペンクラブ専務理事、放送批評懇談会、自由人権協会、情報公開クリアリングハウスなどの各理事、世田谷区情報公開・個人情報保護審議会委員長などを務める。日本新聞協会職員(英国エセックス大学人権法研究所訪問研究員、新聞研究所研究員、日本新聞博物館学芸員)を経て、2006年より専修大学。 主な著書に『沖縄報道──日本のジャーナリズムの現在』(ちくま新書)、『法とジャーナリズム 第3版』(学陽書房)、『放送法と権力』(田畑書店)、『言論の自由──拡大するメディアと縮むジャーナリズム』(ミネルヴァ書房)、『ジャーナリズムの行方』(三省堂)、『3・11とメディア――徹底検証 新聞・テレビ・WEBは何をどう伝えたか』(トランスビュー)、『現代ジャーナリズム事典』(三省堂、監修)、『よくわかるメディア法 第2版』(ミネルヴァ書房、共編)、『放送制度概論──新・放送法を読みとく』(商事法務)、『政治のしくみと議員のしごと』(トランスビュー、共編著)、『3・11の記録』(日外アソシエーツ、共編)、『ジャーナリスト人名事典』(日外アソシエーツ、編)、『新版 マス・コミュニケーション概論』(学陽書房、共編)などがある。 【目次】 はじめに 2016 記者の倫理 9.10/16 実名報道再考 10.08/16 言論の自由と権力 11.12/16 キュレーション サイトの闇 12.16/16 2017 共謀罪四度目の上程 01.14/17 「沖縄ヘイト」番組 02.11/17 3・11から学ぶ情報共有 03.11/17 著作権法改正の問題点 04.08/17 情報公開 04.11/17 「報道の自由」二つの調査 05.13/17 博物館の自由は文化の礎 05.09/17 言論弾圧とは何か 06.10/17 ヘイトスピーチ根絶に向けて 06.13/17 NHK受信料 07.08/17 広がる「例外の一般化」 07.1/17 未編集の取材情報 08.12/17 取材の自由 08.9/17 番組送り手の在り方 09.09/17 教育の自由 09.12/17 窮屈な選挙報道 10.14/17 選挙期間中の表現活動 10.13/17 国民投票法 11.11/17 知る権利空洞化 11.14/17 NHK受信料「合憲」 12.09/17 放送の自由 12.12/17 2018 本土メディアの沖縄報道 01.13/18 著作者保護と文化の継承 01.09/18 被害者の実名報道 02.10/18 報道の自由 02.13/18 司法行政の隠蔽体質 03.10/18 緊急事態条項 03.13/18 放送制度見直し 04.14/18 大衆表現の自由 04.10/18 青少年健全育成基本法 05.12/18 取材源の秘密 05.08/18 著作権法改正 06.09/18 国民投票法の危険性 06.12/18 集会の事前規制 07.14/18 個人情報保護制度 07.10/18 災害報道 08.11/18 公文書管理法 08.14/18 総裁選報道で自民介入 09.08/18 政府言論の自由 09.11/18 出版界のヘイトビジネス 10.13/18 タテカンは社会の害悪か 10.11/18 安田純平さん解放 11.10/18 消費税メディア軽減税率 11.8/18 ファクト チェックの意義 12.08/18 公平とは何か 12.13/18 2019 「平成」を振り返る 01.12/19 ネットと放送の一体 01.10/19 官邸による質問制限 02.09/19 「有害」図書規制 02.14/19 ドローン規制 03.09/19 記者は国民の代表 03.14/19 天皇皇室報道 04.13/19 元号使用の強制性 04.11/19 九条俳句不掲載 05.11/19 裁判記録の公開 05.09/19 事件報道での呼称 06.08/19 窮屈さ増す表現の自由 06.13/19 政治とメディアと若者と 07.13/19 ヘイトスピーチ禁止条例 07.11/19 知る自由を狭める 08.10/19 れいわ、N国が政党に 08.08/19 京アニ放火事件の報道 09.14/19 不自由展の「不自由」 09.12/19 表現の不自由展 10.12/19 放送の独立 10.10/19 相次ぐ展示・上映中止 11.09/19 政府助成 11.14/19 表現の自由 危険水域に 12.14/19 情報公開半世紀 12.12/19 2020 閣議決定の罪 01.11/20 マイナンバーカード 01.09/20 新型コロナウイルス対応のリスク 02.08/20 移動の自由 03.13/20 新型コロナウイルス報道 03.07/20 庁舎執務室の閉鎖 03.12/20 新型コロナ緊急事態宣言 04.11/20 新型コロナと報道の自由 0409/20 感染追跡と自粛警察 05.09/20 コロナ感染防止のデータ活用 05.19/20 賭けマージャンと取材の自由 06.13/20 メディアの公共性 07.11/20 ネット規制の悪用歯止め 07.21/20 広告の読み方 08.08/20 安倍政権と沖縄 09.05/20 アベノメディアの八年 09.12/20 安倍政権と言論表現の自由 09.15/20 関連年表 言語表現の自由をめぐる動き
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商人五吉池を見る
¥4,180
庵原高子著「商人五吉池を見る」 若き日に日露戦争に出征して命からがら生還した五吉は、東京麹町に羅紗問屋を開く。そして関東大震災と太平洋戦争を生き抜き、戦後の繁栄を築く――自らの父親をモデルにひとりの商人の生涯を描いた著者畢生の長編大河小説。 2020年 8月 8日 発売 価格 3,800円 + 税 ISBN: 978-4-8038-0375-4 Cコード C0093 四六判 400ページ 筒箱入り 縦198mm 横137mm 厚さ26mm 重さ473g 目 次 序 章 日露戦争 第一章 美ナラズト雖モ醜ナラズ 第二章 関東大震災発生 第三章 ミシン命 第四章 その年末 妻の手術 第五章 普通選拳運動 第六章 竈の下の灰までも 第七章 新しい家、昭和の時代 第八章 投票所、教会 第九章 シェレル神父 第十章 虫が這うように 第十一章 さらに大きな虫 第十二章 五・一五事件 第十三章 二・二六事件 第十四章 切支丹屋敷跡 第十五章 国民服令 第十六章 商人五吉 水のない池を見る 第十七章 大東亞戰爭 第十八章 銃後の家族たち 第十九章 村立国民学校 第二十章 敗戰 第二十一章 戦後その一 第二十二章 戦後その二 第二十三章 市川市の家 第二十四章 漢詩を詠む 終 章 鎌倉カーニバル あとがき 参考文献 庵原 高子 (アンバラ タカコ) 1934年、東京市麹町区に生まれる。58年、「三田文学」に「降誕祭の手紙」を発表、翌年、同作が第40回芥川賞の候補作に選ばれる。同じく候補となった山川方夫氏と知り合い、以後師事する。61年、「三田文学」に「地上の草」を6回にわたって連載するも、その後、出産を機に家事に専念。91年、「三田文学」に作品を発表しはじめ、作家生活を復活させる。著書に『姉妹』(97年、小沢書店)、『表彰』(2005年、作品社)、『海の乳房』(2013年、作品社)、『庵原高子自選作品集 降誕祭の手紙/地上の草』(2018年、田畑書店)がある。
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降誕祭の手紙/地上の草
¥4,180
庵原高子著『降誕祭の手紙/地上の草 庵原高子自選作品集』 体裁:四六判上製・カバー装/520頁 定価:本体3800円+税 ISBN978-4-8038-0355-6 書評 2019年2月16日 図書新聞3387号 女流の時代の早すぎた女性作家の記録――文学史の里程標となる貴重な作品集 (評者:田中和生) 昭和34年、「降誕祭の手紙」で芥川賞候補になったとき、同期候補には吉村昭氏や金達寿氏、そして山川方夫氏がいた。その山川氏に師事し、三田文学に「地上の草」を連載していた日々……その頃から半世紀以上、戦後の激動期を家庭人として過ごしながらも、ふつふつと漲る文学への思いを絶やさずに生き続けた人生——代表作二作を全面的に改稿し、なおかつ近作の短編からよりすぐった4篇と、山川方夫氏の思い出を綴った1篇を収める、著者畢生の自選作品集。 【目次】 第一部 降誕祭の手紙 眼鏡 地上の草 第二部 源平小菊 海抜五・五メートル 夏の星 かきつばた 日々の光――山川方夫 自筆年譜 あとがき 【本文より】 (山川方夫氏に)本格的に小説の書き方を指導して頂くようになったのは、(昭和)三十六年「地上の草」という長編を書き上げ、六ヶ月間「三田文学」に連載する、と決まった時だ。一回掲載分をおよそ六十枚にまとめて、読んでもらう。そして細かいところにチェックが入る。そこを直してまた見てもらった。 山川氏のご指導は日に日に厳しくなった。例えば、主人公国子の母親が、「何もかも戦争のせいだ」と言って、嘆く場面について。 「書き手として、何もかも戦争のせいにする、という姿勢はよくない」 と言われた。私は一瞬絶句したが、すぐにその言葉の意味を探った。 「主人公の生まれ育った土壌を、しっかり書きなさい」 という言葉も心に残っている。(「日々の光」より抄録) 庵原高子(あんばら・たかこ) 1934年、東京都千代田区生まれ。白百合学園高校卒。後に通信教育課程にて慶應義塾大学卒業。「三田文学」誌発表の「降誕祭の手紙」が昭和33年下期の芥川賞候補作となる。著書に『姉妹』(小沢書店、1997年)、『表彰』(作品社、2005年)、『明日は晴れる』(冬花社、2010年)、『海の乳房』(作品社、2013年)がある。
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根に帰る落葉は
¥1,430
南木佳士著 〈書くために生きてきたのではなく、生きるために書いてきた〉肩ひじ張らず「根に帰る」境地をさぐった、作家生活40年記念エッセイ集。 文庫判(154ミリ×110ミリ)厚さ18ミリ/重量185グラム
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基本・人づくり
¥1,760
栁平彬著 「失われた30年」の間、世界に破れ続けた日本企業。これからの時代にふさわしい〈志〉をもった人財を育てるにはどうしたらいいのか―「人づくり」の基本に立ち返り、人財開発のパイオニアがこれまでに培ったノウハウを開陳する! 四六判上製(196ミリ×136ミリ)厚さ22ミリ/重量350グラム
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老百姓、再び!
¥1,650
手代木公助著(田畑ブックレット) わずか30年前のこと……中国の人々とこんなに豊かな関係を築いたひとりの日本人がいた!北京・天安門近くの四合院で暮らした日々を綴るエッセイを中心に遺稿を集めた、著者の人柄が偲ばれる一冊。 A5判(210ミリ×150ミリ)厚さ12ミリ/重量300グラム
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わたしを生きる
¥1,540
村田和樹著 能登の里山に山寺を開き、禅と農の生活を営みながら道元の教えを実践してきた村田和樹。『正法眼蔵』のなかでももっとも如実に道元の思想を示している「現成公案」を、現代人、特に若者にむけてやさしく解き明かします。
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丸山健二掌編小説集 人の世界
¥1,980
丸山健二著 どこにでもありそうで、どこにもないバラエティー溢れる8つの生を描いた掌編小説集「われは何処に」と、〈風人間〉を自称する泥棒の独立不羈かつ数奇な人生を掌編小説群で描く「風を見たかい?」を収録。全18篇がこの1冊に。 文庫判(154ミリ×110ミリ)厚さ20ミリ/重量260グラム 〇書評掲載情報 2020年01月11日 図書新聞 1月18日号、第3431号 評者: 久保隆 2019年12月14日 読売新聞 夕刊 〇丸山健二 (まるやまけんじ) 1943年、長野県飯山市に生れる。国立仙台電波高等学校(現在の国立仙台電波工業高等専門学校の前身)卒業後、東京の商社に勤務。66年『夏の流れ』で第23回文學界新人賞を受賞。同年、同作で芥川賞を受賞し作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。また、趣味で始めた作庭を自らの手による写真と文で構成した独自の表現世界も展開している。近年の作品に長編小説『我ら亡きあとに津波よ来たれ』(上・下)。『夢の夜から口笛の朝まで』『おはぐろとんぼ夜話』(全3巻)、エッセイ『人生なんてくそくらえ』、『生きることは闘うことだ』などがある。
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短歌で読む哲学史
¥1,430
山口拓夢著(田畑ブックレット) 短歌で哲学を詠む?その破天荒な試みがもたらした絶大な効果!…本書は高校生から読める「哲学史」を目指して書き下ろされた。古代ギリシアのタレスからアリストテレスまで、また中世神学、カント、ヘーゲルからドゥルーズ=ガタリまで、一気に読ませると同時に、学説の丁寧な解説により哲学の醍醐味を十分に味わうことができる。そして本書の最大の魅力は、短歌の抒情性と簡潔性が複雑な西欧哲学の本質に見事に迫り、そのエッセンスを掴んでいること。本書に触れた読者はおそらく、まるで哲学の大海原に漕ぎ出す船に乗ったかのような知的興奮と醍醐味を堪能するにちがいない。 A5判(210ミリ×148ミリ)厚さ10ミリ/重量260グラム
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短歌で読むユング
¥1,650
山口拓夢著(田畑ブックレット) あの「短歌で読む哲学史」続編は、ユングです!とっつきにくいユングのあれもこれも短歌にして、名解説を添えました。中学生から大人まで今回も誰も挫折なし、最後まで飽きさせない入門書! A5判(210ミリ×148ミリ)厚さ11ミリ/重量280グラム
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樹木とその葉
¥1,760
若山牧水著 沼津に居を定め充実した日々を送る牧水。その人間的魅力が結実したエッセイ集、上製文庫版で復刊。解説=正津勉/巻末エッセイ=南木佳士。近刊『エッセンシャル牧水 妻が選んだベスト・オブ・牧水』次刊『歩く人 牧水紀行文選』 文庫判(154ミリ×110ミリ)厚さ20ミリ/重量260グラム
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エッセンシャル牧水
¥1,320
若山牧水著 亡夫牧水から引き継いだ雑誌の扉に、妻喜志子は、牧水の歌と歌論を厳選し掲載した。そこには瑞々しさに溢れ、感受性がどこまでも高まっていく牧水の姿が…。中高生にも読みやすい文字で、全文を文庫1冊にまとめました。 文庫判(154ミリ×110ミリ)厚さ13ミリ/重量180グラム
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ガラスの蜂
¥3,080
エルンスト・ユンガー著/阿部重夫・谷本愼介訳 殺意か警告か―不気味な羽音とともに湧きだす透明な〈幽体〉の軍団…。半世紀以上前に《ドローン》の出現と未来戦争の悲惨を幻視した、ドイツ最高の知性による予言的小説!詳細な訳注(全269項目90ページ)と解説を付す。 四六判・仮フランス装(196ミリ×135ミリ)厚さ25ミリ/重量360グラム
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外国人はなぜ消防士になれないか
¥1,540
自由人権協会編(田畑ブックレット) 多国籍化する人権問題。地域社会・学校・公共施設必読の最新テーマを事例もとに丁寧に解説した最新の基本書です。付関連法令資料集 A5判(210ミリ×148ミリ)厚さ10ミリ/重量300グラム
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水上勉の時代
¥3,520
大木志門・掛野剛史・高橋孝次編 生誕100周年を記念し初の案内書誕生。主要著作の解説や親族・関係者へのインタビュー、年表、テーマ別の読み物に未発表短編4編収録。 A5判(210ミリ×148ミリ)厚さ20ミリ/重量500グラム 水上勉(みずかみ つとむ)生誕100周年を記念し、最良の案内書が出来上がりました。カラーページをふんだんに使った作家紹介、主要著作の解説、親族や関係者、編集者へのインタビュー、年表、テーマ別のコラムに論考。 さらに未発表短編を4編、司修によるリトグラフ『一休曼荼羅』を収録。人間水上勉の輝きを発見する1冊。 【本書の内容】 水上勉の生涯と文学を、豊富な写真と共に懇切丁寧にたどる作家紹介(カラー32頁) 新発見資料 水上文学の鉱脈を知る未発表短編4編(「黄檗山」「牛にのった話」「空気の歌」「踏切番の紅い花」) 『金閣寺炎上』のバリアント草稿 水上勉を多面的に問い直す画期的論考3本 貴重な証言を含む関係者インタビュー3本 水上文学の水先案内となる26作品のブックガイド 創作の裏側を知る編集者による座談会2本 トリビア満載のコラム8本 司修によるリトグラフ『一休曼荼羅』 【目次】 第一部 水上勉の再発見 作家紹介 一〇一年目の水上勉―生涯とその文学をたどる 大木志門 新資料紹介1 『金閣炎上』原稿 新資料紹介2 水上勉未発表作品四篇 未発表短篇 「黄檗山」について 掛野剛史 黄檗山 水上勉 牛にのった話 水上勉 空気の歌 水上勉 踏切番の紅い花 水上勉 第二部 編集者・水上勉──雌伏のとき インタビュー 焼け跡の時代の水上勉 北野英子 奥田利勝 ブックガイド 『フライパンの歌』『霧と影』 コラム 「文壇放浪」の一コマ ──宇野浩二、太宰治、田中英光、そして山岸一夫 大木志門 ブックガイド 『凍てる庭』『冬日の道』 論考 戦後出版文化の中の水上勉 掛野剛史 インタビュー 浦和暮らしと模索の時代 内田潔 コラム 水上課長 ──東京服飾新聞社時代の一コマ 掛野剛史 ブックガイド 『海の牙』『飢餓海峡』 コラム 川上宗薫と『半世界』周辺 ──松戸時代の文学的再出発 高橋孝次 第三部 作家・水上勉──飛躍のとき 座談 編集者による水上勉1 ──岩波剛さんを囲んで ブックガイド 『雁の寺』『五番町夕霧楼』 コラム 水上勉の出発点 ――『月刊文章』『作品倶楽部』投書家時代 掛野剛史 ブックガイド 『越前竹人形』『宇野浩二伝』 論考 水上勉の社会派推理小説 ──同時代評と応答から 高橋孝次 ブックガイド 『古河力作の生涯』『金閣炎上』 コラム 同時代の中国文化人からみた水上勉 劉晗 ブックガイド 『兵卒の鬃』『瀋陽の月』 コラム データから見る流行作家時代の水上勉 大木志門 ブックガイド 『くるま椅子の歌』『ブンナよ、木からおりてこい』 第四部 人間・水上勉──円熟のとき 座談 編集者による水上勉2 長谷川郁夫・小池三子男・山口昭男・大槻慎二 ブックガイド 『寺泊』『壷坂幻想』 コラム 「水上勉君をはげます会」芳名帳から──水上勉の交友録 高橋孝次 ブックガイド 『文藝遠近』『文壇放浪』 論考 戦後文学の中で水上勉を考える 大木志門 ブックガイド 『一休』『破鞋』 インタビュー 父・作家としての水上勉を語る 水上蕗子 ブックガイド 『心筋梗塞の前後』『精進百選』 コラム 若狭という名の故郷 下森弘之 ブックガイド 『若狭幻想』『泥の花』 水上勉略年譜(作成・高橋孝次) あとがき
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ホスピス病棟の夏
¥1,980
川村湊著 最愛の妻をホスピス病棟で看取り、自らも人工透析を受け、病と闘う…痛苦に満ちた日々にあって唯一、精神の拠り所となったのは「すべてを書き留める」ことだった。批評家が初めて等身大の日々を赤裸々に綴った〈魂の報告書〉。 四六判変型(185ミリ×125ミリ)厚さ20ミリ/重量270グラム
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〈異〉なる関西
¥3,080
日本近代文学会関西支部編集委員会編 文学、映画、建築、労働運動から前衛芸術まで、1920〜30年代のメディアにおける文化表象を多様な角度から考察することで「関西」という文化空間を立体的に捉える、新しい〈関西学〉の誕生! 四六判上製・ビニールカバー装(196ミリ×136ミリ)厚さ25ミリ/重量470グラム
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救済の文学
¥1,980
岸間卓蔵著 いい私小説を読むと、なぜわれわれの魂は慰められるのだろう。そしてなぜ、くり返し読んでも飽きないのだろう。文学の故郷に、〈受容する主体(読者)〉という方向から全く新しいアプローチをはかった、気鋭の文芸評論集。 四六判上製(196ミリ×136ミリ)厚さ19ミリ/重量360グラム