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人は考えたとおりの人間になる
¥1,540
ジェームズ・アレン著/栁平彬訳 「原因と結果の法則」の邦題で知られる世界的ベストセラーを原典に忠実に完訳。誰の心にも寄り添い、語りかける言葉。100年の風雪に耐え読み継がれた古典が持つ言葉の輝き。こんなジェームズ・アレンを待っていた! ジェームズ・アレン(著) 1864年、イングランド中部レスターに生まれる。家業は靴下編み工場だったが、15歳のとき渡米した父親が亡くなり、学校を退学して自らも靴下編み工場で働く。17歳のときに父親の蔵書だったシェークスピアに没頭。その後、労働以外の時間をすべて読書にあて、エマーソンやトルストイを読みふける生活を続けた。25歳の頃、故郷のレスターからロンドンに移り、個人付き秘書として働きながら、執筆活動を始める。1902年、雑誌「The Light of Reason」を立ち上げ、その編集にあたるのを機に執筆に専念。29歳でリリーと結婚。ロンドンからイルフラクームに居を移し、生涯ここで暮らすことになる。1912年に48歳で亡くなるまで、本書をはじめ19冊の著書を刊行。後の世界に広範な読者をもつ。
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優雅な生活が最高の復讐である
¥2,200
文庫判上製 縦156mm 横113mm 248ページ 【紹介】 1920年代のフランスに信じ難いほど素敵な生活を営むアメリカ人夫婦がいた。 ジェラルド・マーフィとサラ、二人はパリからアンティーブへ生活の舞台を移し、近郊に住むアーティストや作家、たとえばピカソ、レジェ、コール・ポーター、ヘミングウェイ、フィッツジェラルドとゼルダ夫妻など時代を画する才能をもてなし、その創作活動に多大な影響を与えた。そしてマーフィ自身も画家だった。活動期間はたった8年間であったが、わずかな、しかし素晴らしい作品がMoMAに遺されている。 本書はこのマーフィ夫妻の生活を見事に掬い上げ、ノンフィクションの分野に金字塔を立てたカルヴィン・トムキンズのテキストに、70点近くの家族アルバムとジェラルドの絵画を加えた。 雑誌「ニューヨーカー」初出から60年を経て放つ歴史的名著の決定版! 【著者プロフィール】 カルヴィン・トムキンズ(著/文) 1925年、ニュー・ジャージー州生まれ。48年、プリンストン大学卒業。雑誌「ニューヨーカー」のスタッフ・ライターとして活躍し、主にアート関係の文章を手がける。“カルチャー・シーン通”の異名を持ち、本書の他にも『マルセル・デュシャン』、『花嫁と独身者たち』、『ザ・シーン――ポスト・モダン・アート』などの著書がある。 青山 南 (翻訳) 1949年、福島県生まれ。翻訳家、エッセイスト。訳書に、フィッツジェラルド『ゼルダ・フィッツジェラルド全作品』(共訳)、ケルアック『オン・ザ・ロード』、ディディオン『ベツレヘムに向け、身を屈めて』、ロス『ゴースト・ライター』など多数。著書に、『南の話』、『アメリカ短編小説興亡史』など多数。
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これは水です
¥1,540
デヴィド・フォスター・ウォレス著/阿部重夫訳 夭逝した天才作家が若者たちへ遺した生涯一度切りのスピーチ。スティーブ・ジョブズを凌いで全米第一位に選ばれた珠玉のメッセージ。 文庫判(154ミリ×110ミリ)厚さ15ミリ/重量200グラム
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本を書く
¥1,540
2022年2月7日発売 ポケットスタンダード アニー・ディラード(著) 柳沢 由実子(翻訳) 文庫判 上製 縦156mm 横113mm 厚さ mm 重さ g ページ 価格 1,540円(税込) ISBN978-4-8038-0392-1 コードC0198 紹介 本書には「『ものを書く』ことの隠喩でもあるかのように、ときにはなんでもない、あるときには非凡な人たちの話が、小さい叙事詩のように織り込まれる」(須賀敦子/朝日新聞書評より)。 『ティンカー・クリークのほとりで』でピュリッツァー賞を受賞したネイチャー・ライティングの第一人者、アメリカの女性作家が、創作生活のすべてを象徴的な文体で記した、ものを書こうとしているすべての人に贈るバイブル。 巻末には訳者による旧版のあとがきに加え、「ポケットスタンダート版 刊行に寄せて」を収録。 また解説に鶴ケ谷真一氏「本を造る――解説にかえて」、早坂大輔氏(書店「BOOKNERD」店主)書下ろしエッセイ「書くことの真理」を収録する。 目次 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 索引 訳者あとがき(単行本版)柳沢由美子 ポケットスタンダート版 刊行に寄せて 柳沢由美子 本を造る――解説にかえて 鶴ケ谷真一 【巻末エッセイ】書くことの真理 早坂大輔 著者プロフィール アニー・ディラード[Annie Dillard] 1945年、アメリカ、ペンシルヴェニア州ピッツバーグに生まれる。63年、ヴァージニア州のホリンズ・コレッジ英文科に入学。大学2年のとき、教授のリチャード・ディラードと結婚。88年に、H.D.ソローの研究家であるロバート・リチャードソンと三度目の結婚。作品には本書の他に、少女時代の回想を語った[An American Childhood](1987、邦訳『アメリカン・チャイルドフッド』パピルス)、ピュリッツァー賞を受賞した[Pilgrimat Tinker Creck](1974,邦訳『ティンカー・クリークのほとりで』めるくまーる社)、[Teaching a Stone to Talk](1982年、邦訳『石に話すことを教える』めるくまーる社)、他。自然に対する深い感覚と精緻なスタイルを備えたその作品は、ヨーロッパ各国にも翻訳され、きわめて高い評価を得ている。 柳沢(ヤンソン)由実子[やなぎさわ ゆみこ] 1943年、岩手県に生まれる。上智大学文学部英文科卒業。ストックホルム大学スウェーデン語科修了。女性文学の翻訳、内外の女性事情についての評論、講演がおもな活動。著書には、ヤンソン由実子名義で、『男が変わる──スウェーデン男女平等の現実』(1987、有斐閣)、『女たちのフロンティア』(1993、フレーベル館)、『シリーズ・変貌する家族──家族に侵入する社会』(1992、共著、岩波書店)など。訳書には、アニー・ディラード『アメリカン・チャイルドフッド』(1992、パピルス)、アリス・ウォーカー『カラー・パープル』(1985、集英社)、同『喜びの秘密』(1995、集英社)、アウンサンスーチー『自由』(1991、集英社)、その他、児童文学、推理小説などもある。
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歩く人 牧水紀行文撰
¥1,540
若山 牧水(著) 正津 勉(編) 文庫判 上製 縦156mm 横113mm 厚さ17mm 重さ 213g 288ページ 価格 1,400円+税 ISBN978-4-8038-0369-3 CコードC0195 【紹介】 人生というロング・トレイルを、歌いながら歩きとおした男がいた──旅と酒をこよなく愛した牧水の数多くの紀行文から、傑作のみを選りすぐったトラベルライティングの決定版! 牧水エッセイ・シリーズ3部作の完結編。 【目次】 序にかえて――耳川と美々津 Ⅰ 行かむかな 行かむかな 秋乱題(その一) 裾野より――緑葉兄へ 古駅 岬の端 津軽野 羽後酒田港 山寺 山上湖へ 水郷めぐり Ⅱ 水のまぼろし 渓のおもかげ 渓をおもう 或る旅と絵葉書 木枯紀行 鳳来寺紀行 北海道雑観 流るる水(その二) Ⅲ みなかみ紀行 みなかみ紀行 解説「歩く人・牧水」―― 註と歌 正津 勉 【著者プロフィール】 若山 牧水 (ワカヤマ ボクスイ) (著) 1885(明治18)年、宮崎県生まれ。延岡中学時代から作歌を始める。早稲田大学英文科卒。早大の同級生に北原白秋、土岐善麿らがいた。1910年刊の『別離』は実質的第一歌集で、その新鮮で浪漫的な作風が評価された。11年、創作社を興し、詩歌雑誌「創作」を主宰する。同年、歌人・太田水穂を頼って塩尻より上京していた太田喜志子と水穂宅にて知り合う。12年、友人であった石川啄木の臨終に立ち合う。同年、水穂が仲人となり喜志子と結婚。愛唱性に富んだリズミカルな作風に特徴があり、「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけれ」など、人口に膾炙される歌が多い。また旅と自然を愛し『みなかみ紀行』などの随筆をのこした。27年、妻と共に朝鮮揮毫旅行に出発し、約2カ月間にわたって珍島や金剛山などを巡るが、体調を崩し帰国する。28年、日光浴による足の裏の火傷に加え、下痢・発熱を起こして全身衰弱。急性胃腸炎と肝硬変を併発し、自宅で死去。享年43歳。
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子どもと孤独
¥1,430
エリス ボールディング 著 小泉 文子 訳 価格 1,300円 + 税 ISBN:978-4-8038-0374-7 Cコード C0195 文庫判 上製 176ページ 縦 156mm 横 113mm 厚さ 15mm 重さ 176g 孤独が子どもの創造性を育む……米国の女性社会学者の名著を、同じく敬虔なクエーカー教徒で日本の幼児教育の第一人者でもある小泉文子氏が完訳。また小泉氏が園長を務めた幼稚園の“育児だより”から厳選した名文も併録する。 エリス ボールディング (著) 1920年、ノルウェーに生まれる。3歳のとき家族ぐるみでアメリカに移住。若い頃より平和運動に積極的にかかわり、クエーカー教徒となる。同じくクエーカー教徒である経済学者・詩人のケネス・ボールディングと結婚後、5人の子どもを育てながら平和研究に取り組む。1969年、ミシガン大学で社会学の博士号を取得。以後、ミシガン大学、コロラド大学で教鞭をとる。ダートマス大学名誉教授。国際平和研究会事務局長、国際連合大学理事などを務める。2010年、没。 小泉 文子 (著/訳) 1922年、東京に生まれる。42年、東京女子高等師範学校理科卒業。クエーカー教徒。82年、少友学園長となる。94年より学校法人普連土学園長を務め、その後顧問となる。著書に『私の巡礼紀行』『少女だより』(以上、聖文舎)、『もうひとつの横浜事件』『幼児はあらゆる種子の萌芽を孕む』(以上、田畑書店)などがある。
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根に帰る落葉は
¥1,430
南木佳士著 〈書くために生きてきたのではなく、生きるために書いてきた〉肩ひじ張らず「根に帰る」境地をさぐった、作家生活40年記念エッセイ集。 文庫判(154ミリ×110ミリ)厚さ18ミリ/重量185グラム
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わたしを生きる
¥1,540
村田和樹著 能登の里山に山寺を開き、禅と農の生活を営みながら道元の教えを実践してきた村田和樹。『正法眼蔵』のなかでももっとも如実に道元の思想を示している「現成公案」を、現代人、特に若者にむけてやさしく解き明かします。
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樹木とその葉
¥1,760
若山牧水著 沼津に居を定め充実した日々を送る牧水。その人間的魅力が結実したエッセイ集、上製文庫版で復刊。解説=正津勉/巻末エッセイ=南木佳士。近刊『エッセンシャル牧水 妻が選んだベスト・オブ・牧水』次刊『歩く人 牧水紀行文選』 文庫判(154ミリ×110ミリ)厚さ20ミリ/重量260グラム
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エッセンシャル牧水
¥1,320
若山牧水著 亡夫牧水から引き継いだ雑誌の扉に、妻喜志子は、牧水の歌と歌論を厳選し掲載した。そこには瑞々しさに溢れ、感受性がどこまでも高まっていく牧水の姿が…。中高生にも読みやすい文字で、全文を文庫1冊にまとめました。 文庫判(154ミリ×110ミリ)厚さ13ミリ/重量180グラム