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インタビュー大全:相手の心を開くための14章
¥2,200
インタビュー大全:相手の心を開くための14章 大塚 明子 (著) ISBN:9784803804287 Cコード:C0037 定価:¥2,200(税込) 発売日:2024.2.12 雑誌やWebの記事などさまざまなメディアで長年インタビュアーとして活躍してきた著者が、これまで約2000人に行ったインタビューから得たデータを分析。「人から自然に話を引き出すために必須なストラテジー(戦略)」を体系化した最強の〈インタビュー教本〉の登場です。 本書は多数のイラストとチャート図を使い、読みやすく、わかりやすいページ構成になっています。また「インタビュー」だけでなく、広く「コミュニケーション」のテキストとしても使えるよう”練習問題”を各章に用意しました。コラム「インタビュー裏話」も添えて、インタビューにまつわる理論と実践と学習のすべてが詰まった一冊です。 目次 【理論編】 第1章 「聞く」プロはどうしているか 第2章 「聞く」前にすること 【実践編】 第3章 信頼を獲得する 第4章 スピーチレベルの「ダウンシフト」 第5章 共感的理解 第6章 あいづち 第7章 中途終了型発話 第8章 「常套句」「一般論」の回避 第9章 「質問上手」になる 第10章 あえて反論する 第11章 インタビュアーの「自己開示」 【番外編】 第12章 話し方・ふるまいを見直す 第13章 インタビュー記事を書く 第14章 オンライン・インタビューのコツ “WORK”(練習問題):15編 コラム「インタビュー裏話」:14編 著者プロフィール 大塚 明子(著) 東京女子大学卒業後、新聞社、市場調査会社、コンサルティング会社勤務を経てフリーランスに。およそ30年にわたり雑誌のディレクター兼ライターとして主にインタビューによる記事制作に携わる。メディアの仕事をしながら大学院で日本語学を学び、インタビュアーのストラテジーを研究。日本語教師も経験。現在、専修大学国際コミュニケーション学部非常勤講師。
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1995年ノルマンディー、あるパティシエの原点:アヴランシュのゲネーさんに捧ぐ
¥1,760
1995年ノルマンディー、あるパティシエの原点 アヴランシュのゲネーさんに捧ぐ 上霜 考二 (著) ISBN:9784803804140 Cコード:C0077 定価:¥1,760(税込) 発売日:2024.2.3 フランス修業時代の苦くも楽しかった毎日。帰国後の、就職先での葛藤や失望。そのなかでケーキ作りへの想いとパティシエのあるべき姿を追い求め続けた……著者上霜考二の真摯な気持ちをこの1冊に込め、現在の『Avranches Guesnay(アヴランシュ・ゲネー)』開店までの道のりを振り返る。師であるゲネーとの交流や率直にその存在に感謝しているという現在のスタッフのこと、今後のパースペクティブについて。紙面には彼の”作品”であるデザートの写真と、巻末にはレシピ集を収録する。文京区本郷の地で奏でる上霜シェフの詩学をご賞味あれ! 目次 第1章 フランス修業時代 辻調グループフランス校の卒業前 研修先が決まる いざ研修先へ ゲネー家到着 研修開始 当時のフランス クリスマス お正月、阪神淡路大震災 家は半壊 いよいよ帰国 帰国の飛行機 第2章 Collection d'œuver タルト ショコラ シトロン プラリネ ムース ショコラ ノワゼット キャレ マロン ムース カマンベール グリオッタン タルト フリュイ ギモーヴ ケーク オ ラ フランボワーズ プレッツェル ボンボンショコラ ムラング シャンティ ビニャ コラーダ フレザリア マカロン ピスターシュ アン ノワイヨ アルグル ルージュ アンベリール フルリール ウィエブロン ヴァネッサ アウクセシア 第3章 アヴランシュ・ゲネー開店までのこと フランス貧乏旅行 神楽坂 お店を出すなら文京区 『ル・コワンヴェール』開店、そして映画の話 撮影開始 第4章 アヴランシュ・ゲネーの現在地とこれから 僕のケーキの考えは スタッフたちのこと これからやってみたいこと 僕よりゲネーを知っている人たち――謝辞にかえて Collection recetes あとがき 著者プロフィール 上霜 考二(うえしも こうじ)/パティシエ 1975年生れ、兵庫県出身。1994年9月辻調グループ・フランス校卒業後、ノルマンディーのパティスリーで修行を重ねる。1995年に帰国後、インターコンチネンタル東京ベイ、オテル・ド・ミクニ等を経て、2005年には『パティスリー・ジャン・ミエ・ジャポン』のシェフパティシエに就任。2008年アグネスホテル東京のパティスリー『ル・コワンヴェール』の開店と同時にシェフパティシエに就任。2011年に公開された映画『洋菓子店コアンドル』では製菓監修をつとめた。2015年9月にはシェフパティシエとして、『Avranches Guesnay(アヴランシュ・ゲネー)』をオープン。
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宮沢賢治 短篇アンソロジー 岡田基生 編「イーハトーヴ ―― 未完のプロジェクト」
¥1,980
宮沢賢治 短篇アンソロジー 岡田基生 編 イーハトーヴ ―― 未完のプロジェクト 代官山 蔦屋書店人文コンシェルジュ岡田さんによる宮沢賢治セレクション『イーハトーヴ ―― 未完のプロジェクト』(204頁・★25.5個) 【収録作品】 「竜と詩人」 「イギリス海岸」 「イーハトーボ農学校の春」 「農民芸術概論綱要」 「ポラーノの広場(上)」 「ポラーノの広場(中)」 「ポラーノの広場(下)」
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作品リフィルセット「徳田秋声 短篇アンソロジー 余震の一夜・和解 他六篇」
¥2,200
【徳田秋声 短篇アンソロジー】 大木志門・篇 余震の一夜・和解 他六篇 収録作品 「私」 「痛み」 「感傷的の事」 「余震の一夜」 「風呂桶」 「和解」 「勲章」 「喰われた芸術」
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作品リフィルセット 梅﨑実奈 選「そのときがきたら」
¥1,980
【ポケットアンソロジー 作品リフィルセット】 梅﨑実奈 選 そのときがきたら 収録作品 芥川龍之介「蜘蛛の糸」 海野十三 「もくねじ」 中島敦 「巡査のいる風景」 尾形亀之助「尾形亀之助詩選」 宮柊二 「山西省 (抄)」 石原吉郎 「沈黙と失語」 平井弘 「森のはなし」
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懐郷
¥3,080
部落の中の様々な権力関係、先祖代々の恨み、階級、ジェンダー、そして深刻な家庭内暴力……台湾原住民族に対して与えられがちな〈ユートピア〉的なイメージを打ち破り、タイヤル族のひとりの女性、懐湘の一生を通して、原住民の山地社会における生活の実相を初めてあからさまにした長編小説。 目次 序 稜線上のタイワントドマツ 親愛なる日本の読者のみなさまへ 関連地図ほか 凡例 秘密基地 清流園の花 結婚 山の生活 山を下りる 逃げる 俗世を生きる 家庭の夢 『懐郷』——タイヤル女性懐湘はどう生きたか 魚住悦子
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「東洋城百句(片上長閑・撰)」松根東洋城
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「東洋城百句(片上長閑・撰)」松根東洋城 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 俳人・松根東洋城。彼は人生修業としての俳諧を掲げ、芭蕉を尊び、俳誌『澁柿』 を主宰、子規とも虚子とも異なる有季定型の道を歩んだ。その句には、絢爛たる部分と深い闇、栄光と汚辱、快楽と痛苦、ありとあらゆるコントラストが烈しく横溢している。道場とさえ呼ばれる厳格な句会を開くほどにまで、彼を俳句に執せしめたものは一体何であったか。生前は一冊の句集をも残さなかった東洋城の俳句から、百句を撰した。(36頁・★4.5個)
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「碧梧桐百句(片上長閑・撰)」河東 碧梧桐
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「碧梧桐百句(片上長閑・撰)」河東 碧梧桐 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 河東碧梧桐とは誰か。百年の間、この問に充分な答えが出たとは言い難い。俳人碧梧桐、「俳句」の破壊者碧梧桐、 敗北者碧梧桐、革新者碧梧桐。どれも碧梧桐である。彼の人生と俳句は、捉えどころのないものとして、半ば腫れ物に触るかのような扱いを受けてきた。そこに一貫したものは何であったか。遺された句から、我々の目の前に、 動き続ける影のように生き生きとした碧梧桐の姿が蘇る。(40頁・★5個)
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「町の踊り場」徳田秋声
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「町の踊り場」徳田秋声 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 1933年3月「経済往来」掲載。前年8月に金沢にいる姉が死去し、その葬儀のために帰省した体験を描いたものです。本作が川端康成や室生犀星に高く評価されたことで、秋聲晩年の復活へと繋がりました。姉の家を抜けだして鮎の魚田を求めたり、裏町のダンスホールに立ち寄ったりする奔放な語り手の行動から、満洲事変後の戦争に向かってゆく時代の世相や、古い文化と新しい文化が交錯する金沢の街が鮮やかに浮かび上がる秋聲珠玉の短篇。(24頁・★3個)
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「私(わたくし)」徳田秋声
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「私(わたくし)」徳田秋声 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 日露戦争下のある晩、日本軍が遼陽を攻め落としたことを告げる号外が街を駆け抜けた。「お国の勝利」の喜びは人々を賑やかに満たしていく。ただ一人、私だけを残し……。戦勝に沸く華やかな国民の姿と、その裏に確かに存在した無数の犠牲者の姿が、名もなき「私」の眼を通して密やかに浮かび上がる。飾らない現実を切り取ることで人生が鮮やかに活写される、秋声文学の魅力を今に伝える掌篇。(8頁・★1個)
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「痛み」徳田秋声
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「痛み」徳田秋声 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 職業婦人である松枝は、派手好きで情の薄い最初の結婚相手と別れ、二度目の夫と新生活を送っている。しかし再婚した夫は嫉妬深く、執着心が強いうえに精神も非常に不安定で、松枝はたびたび酷い暴力をふるわれていた。理不尽な暴力から逃れるために練った計画により、夫の態度は改善へと向かうが、おとなしくなった夫に松枝は次第に物足りなさを感じはじめる……。倒錯的でいびつな夫婦の関係性を描いた秋声異色の短篇。(20頁・★2.5個)
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「感傷的の事」徳田秋声
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「感傷的の事」徳田秋声 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 家郷から離れて暮らしていた「私」は、十年振りに母の元を訪れる決心をする。それほどまでに時が空いてしまったのに大した理由はなく、ただ母の甘さへの反感が足を遠ざけさせていたのであった。郷里への汽車に乗った「私」は、その道すがら過去を振り返り、いかに自分が母を顧みて来なかったかに気付いてゆき、そして母と再会を果たすが……。感情の疎隔と時の流れの残酷さ、過去への悔恨が痛みのように刻み付けられた自伝的一篇。(24頁・★3個)
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「余震の一夜」徳田秋声
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「余震の一夜」徳田秋声 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 関東を襲った未曾有の地震の際に「私」は家族のそばにいなかったことを妻に恨めしく思われていた。ある夜、強い余震を感じて戸外へ出ると、いまにも倒れそうな不安定なわが家が目に入る。しかし家を離れる決断もできず、安住を得られない一家の頭をよぎるのは、災害を生き延びた老婆たちのたくましい姿であった。作者自身の体験を元にして、過ぎ去ってもなお人心を揺るがし続ける関東大震災直後の一夜を切り取った短篇。(24頁・★3個)
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「風呂桶」徳田秋声
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「風呂桶」徳田秋声 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 年老いてゆく自身を憂い、四季折々の自然や成長めざましい子どもたちにさえ、自身の残り少ない寿命を連想してしまう津島。古くなった風呂桶を買い換えるに際して、何でもないことから生じた妻との喧嘩の中で、不意に芽生えた暴力性に亡き父親の面影を見る。人生の下り坂にさしかかった一人の男が直面するある日の出来事を通して、いずれ誰にでも訪れる「老い」という問題が恬淡と描かれた秋声「心境小説」の代表的短篇。(12頁・★1.5個)
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「和解」徳田秋声
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「和解」徳田秋声 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) O—先生を崇拝していたK—と、尊敬しながらも対等に接し続けた「私」。先生の死後、二人は価値観の相違から決別してしまう。それから三十年、K—の弟が「私」のアパートを訪れたことから二人の運命は再び交差し始める。最初は顔を合わせることさえ躊躇していた「私」だったが、やがて共に先生の話をするまでにK—との関係が修繕していく。果たして二人は和解することが出来たのか。兄弟子である泉鏡花との確執を経て書かれた秋声の名作短篇。(36頁・★4.5個)
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「勲章」徳田秋声
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「勲章」徳田秋声 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 分相応な結婚を望んで惣一に嫁いだかな子だったが、幸福なはずの新生活は想像とは全く違っていた。吝嗇な義父に迫られたことで同居に耐えられなくなった彼女は、独立して夫婦二人で暮らすことを決めるも、博打に明け暮れる夫に毎日の苦労は絶えず、周囲からは離婚をすすめられるが……。戦時下の東京を舞台に庶民の夫婦のなし崩しの生を描いた秋声後期の好短篇。(28頁・★3.5個)
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「喰われた芸術」徳田秋声
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「喰われた芸術」徳田秋声 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 「六月の或日、ふと思い立って、彼は久しぶりでK—先生の未亡人を郊外のその家に訪ねて見た。」——尾崎紅葉没後、秋声が困窮する紅葉遺族を見かねて菊池寛と共に中央公論社から『尾崎紅葉全集』を出版した経緯を描いた生涯最後の短篇。同門たちとの別れやその遺族との交流を残された者の視点で描き出し、紅葉門の兄弟子である泉鏡花との「K—先生の芸術」をかけた因縁話とも読める。(28頁・★3.5個)
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「蜘蛛の糸」芥川龍之介
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「蜘蛛の糸」芥川龍之介 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 極楽の蓮池のふちを散歩していた御釈迦様は、水晶のような池の水の底から真下にある地獄の底を垣間見た。そこには?陀多という男が蠢いていた。この男は悪党だったが、たった一ついいことをしていた。小さな蜘蛛の命を助けたのだ。その報いに地獄から救い出してやろうとしたお釈迦様は、極楽の蜘蛛の糸を手に取り、地獄の底にそっと下ろしたのだが……児童文学の名篇として歴代数多の教科書にも掲載された芥川文学屈指の寓話。(12頁・★1.5個)
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「もくねじ」海野十三
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「もくねじ」海野十三 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 〈大東亜戦争〉の〈国際放送機〉に使われることを夢見ていた「もくねじ」だったが、検査で欠陥が見つかってしまう。しかし、不良品に分別され嘆き悲しんでいた「もくねじ」にもやがて幸運が訪れる。話に夢中の若い工員によってよく確かめられないまま放送機に装着されてしまったのだ。ところが現場に到着したところで再び不運に見舞われ……戦時下における忠誠心と運命の皮肉に翻弄される様を「もくねじ」に託して描く異色作。(24頁・★3個)
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「巡査のいる風景」中島敦
¥330
父の転勤により青春期のほとんどを過ごした植民地・朝鮮の町を舞台にした一九二三年、作者二十歳の時の作品。朝鮮人の巡査を語り手として、すさみきった厳冬の街の風景のなかに、日本人と朝鮮人のいびつな関係、自らのアイデンティティに悩む巡査の内面と、署長と口論をしたかどで解雇される非運を描く。とりわけ東京で夫を亡くした街娼が、客から関東大震災の朝鮮人大虐殺の話を聞き、取り乱して逮捕される場面が生々しい。
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「尾形亀之助詩選」尾形亀之助
¥330
「大きな戦争」が迫るなか、「なにもしない」生活を、華やかな技巧とはほど遠い詩行に写し取った亀之助。「最も小額の費用で生活して、それ以上に労役せぬこと??このことは、正しくないと君の言う現在の社会は、君が余分に費ひやした労力がそのまゝ君達から彼等と呼ばれる者のためになることにもあてはまる筈だ。」……〈彼等=社会の上位で搾取する者たち〉への抵抗を貫き、自ら餓死に近い死を選んだ伝説の詩人のエッセンスがここに!
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「山西省 (抄)」宮柊二
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「山西省 (抄)」宮柊二 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 戦後を代表する歌人・宮柊二の第二歌集『山西省』は、日中戦争での自身の従軍体験を記録した戦争文学の名作。宮はその後記にこう記す。「本集の作品は、主として中国北部大陸に、それも津波のやうな山脈の重畳にばかり戦つて来た無名の、それは歌人でもなく思想人でも無かつた一人の補充兵が、例へて言へば丁度、魚が水面に??ふやうにして記した感慨の断片の蒐積に過ぎない。」……だからこそ、いま読まれるべき作品集!(20頁・★2.5個)
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「沈黙と失語」石原吉郎
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「沈黙と失語」石原吉郎 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) シベリアで八年に及ぶ収容所生活を送った詩人が、壮絶な体験から〈沈黙〉と〈失語〉について深い思索を巡らす。静寂が同時に轟音とも感じられるシベリア密林。一日は無限に長く一年は驚くほど短い。異常なものが徐々に日常的なものへ還元されて行くという異常のなか、平均化され無個性化されるほどに〈平和〉は訪れる。「言葉がむなしいのではない。言葉の主体がすでにむなしいのである」詩人の思考はまさに現代日本に生きる我々の胸をえぐる。(28頁・★3.5個)
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「森のはなし」平井弘
¥330
ポケットアンソロジー 作品リフィル 「森のはなし」平井弘 本体価格:300円 判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし) 「どこのがれきの隙間にもいへることだが痩せたものならとほれる」「根つからのものとはおもひたくないがまあ振り上げたほうが利き腕」……一九六一年の第一歌集刊行以来、歌集四作と寡作ながら、眼前する世界、我々が生きる社会に実際に起こっている〈何か〉を、〈それ〉とは言わない独特な語り口で描いてきた歌人が、〈そのとき〉の到来を予感させながら、〈いま〉を詠む。平井短歌の特徴である不穏さと批評性の高さを濃密に内包した連作!(20頁・★2.5個)