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水上勉社会派短篇小説集 不知火海沿岸

¥2,420 税込

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新書判 縦178mm 横110mm 厚さ20mm 仮フランス装
価格 2,200円+税
ISBN978-4-8038-0391-4

CコードC0093

初版年2021年11月24日発売

紹介
膨大な文業のなかに埋もれていた「社会派」短篇の名編を発掘。
高度成長期に隠された人間の悲哀を描く傑作選の第2弾。
名作『海の牙』の原形となった表題作ほか、「真夏の葬列」「黒い穽」「消えた週末」など、全集・単行本未収録作を含む。
吉村萬壱氏による序文、石牟礼道子氏のエッセイも収録する。

目次
刊行にあたって 大木志門
序 薄明りの文学 吉村萬壱  

不知火海沿岸
真夏の葬列
黒い箱
消えた週末
片眼
真福寺の階段
渦の片隅で

前の世のための仮言葉――えぐれた風景の中から 石牟礼道子
解説 高橋孝次

著者プロフィール
水上 勉 (ミズカミ ツトム)
少年時代に禅寺の侍者を体験する。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事する。1959(昭和34)年『霧と影』を発表し本格的な作家活動に入る。1960年『海の牙』で探偵作家クラブ賞、1961年『雁の寺』で直木賞、1971年『宇野浩二伝』で菊池寛賞、1975年『一休』で谷崎賞、1977年『寺泊』で川端賞、1983年『良寛』で毎日芸術賞を受賞する。『金閣炎上』『ブンナよ、木からおりてこい』『土を喰う日々』など著書多数。2004(平成16)年9月永眠。

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