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ラガーマンとふたつの川

¥3,080 税込

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四六判 上製 340ページ
縦195mm 横135mm 厚さ24mm 重さ404g
本体価格 2,800円+税

紹介
明治生まれの元祖ラガーマン・倉山伊左男は、家業である日本橋の麻袋問屋を継いで、やり手のビジネスマンとして中国東北部などに出張を繰り返していた。
時は大東亜戦争の最中。現地で日本軍・731部隊を知った伊佐男は、そのあまりに非人道的な存在にショックを受け、脳溢血で倒れてしまう。
駆けつけた妻や部下に助けられて帰国、そこから倉山家にとっての真の戦後が始まった……著者の親族の実体験に材をとり、戦争の悲惨と真のスポーツマンシップの有りよう、また戦後を生き抜いた「ある家族の肖像」を描いた自伝的長編大河小説

目次
第一章 隅田川のほとりから
第二章 皇太子誕生、さらに誕生
第三章 好景気とともに
第四章 大連山縣通り
第五章 大東亞戰争
第六章 惜別
第七章 新社長として
第八章 スンガリーのほとり
第九章 ああ 我が社のマータイ
第十章 鴨緑江を越えて
第十一章 最後の連絡船
第十二章 鎌倉長谷の家
第十三章 敗戦 その八月
第十四章 冬の別れ
第十五章 和田塚の家
第十六章 芸術のため、とは
第十七章 日暮しの声遠く
第十八章 東京オリンピック
家系図と登場人物
あとがき
参考文献

ページ数
340
装丁
田畑書店装丁室
著者プロフィール
庵原 高子
1934年、東京市麹町区に生まれる。58年、「三田文学」に「降誕祭の手紙」を発表、翌年、同作が第40回芥川賞の候補作に選ばれる。同じく候補となった山川方夫氏と知り合い、以後師事する。61年、「三田文学」に「地上の草」を6回にわたって連載するも、その後、出産を機に家事に専念。91年、「三田文学」に作品を発表しはじめ、作家生活を復活させる。著書に『姉妹』(97年、小沢書店)、『表彰』(2005年、作品社)、『海の乳房』(2013年、作品社)、『庵原高子自選作品集 降誕祭の手紙/地上の草』(2018年、田畑書店)、『商人五吉池を見る』(2020年、田畑書店)がある。

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