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野口 冨士男(著)
新書判 縦170mm 横110mm 厚さ20mm
重さ 324g 472ページ 仮フランス装
価格 2,300円+税
ISBN978-4-8038-0385-3
2021年7月3日発売
紹介
明治も終りに近い頃、江戸川橋の鰻屋に生まれながら、家業を嫌い靴職人となった主人公・伊之吉が、独立して事業主となり、折り重なる浮き沈みに揉まれながら生き抜いて行く――関東大 震災前の“古きよき東京”を緻密に再現しながら、市井に生きる日本人の姿を丹念な心理描写をもって描く。私小説を志した著者が珍しくも客観小説に挑んだ大長編小説。太平洋戦時下、「不要不急の作」として紙が配給されずお蔵入りになり、戦後、刊行間近で出版社が倒産、不幸な運命をたどった“幻の名作”が、いま蘇る!
著者プロフィール
野口 冨士男 (ノグチ フジオ)
1911(明治44)年‐1993(平成5)年、小説家。東京生まれ。慶応大学予科中退後、1933年、文化学院卒業。紀伊國屋出版部に入社、「行動」の編集に携わり、徳田秋声の「あらくれ会」にかかわる。40年、最初の著書『風の系譜』を刊行し、船山馨、田宮虎彦らと「青年芸術派」を結成、時流への抵抗を意図する。44年、横須賀海兵団に応召。45年、ひどい栄養失調で復員。この体験がのちに『海軍日記』となる。65年、15年かけた『徳田秋聲傳』刊行。翌年、毎日芸術賞受賞。以後の活躍はめざましい。84年から88年まで日本文藝家協会理事長を務める。91年「野口冨士男自選小説全集」(全2巻河出書房新社)を出版。没後の94年、越谷市立図書館に野口冨士男文庫が開設された。主な著書に『わが荷風』(読売文学賞)、『かくてありけり』(読売文学賞)、『なぎの葉考』(川端康成文学賞)、『感触的昭和文壇史』(菊池寛賞)など。近刊に『なぎの葉考/しあわせ』(小学館)、『八木義徳 野口冨士男 往復書簡集』(田畑書店)、『海軍日記―最下級兵の記録』(中公文庫)。
レビュー
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